---

　片上鉄道が廃止されてから、１０年の歳月が経ちました。廃止後７年間の眠りについていた車両たちは、９８年１２月、「柵原ふれあい鉱山公園」で展示走行を開始。今こうして、私たちの前に元気な姿を見せてくれます。

　廃止１０周年を記念して、列車愛称マークとして定期列車に取り付けられていた、３種類のヘッドマーク　「しらさぎ」　「わかあゆ」　「ふるさと」を復刻製作。６月３０日と７月１日の両日には、気動車を３両並べての撮影会を行ったほか、展示運転車両に日章旗を取り付け、片鉄最終日の「さよなら列車」を再現しました。

　日章旗を掲げて走る、１０周年記念列車。１０年前の記憶が蘇ります。
　編成は柵原方からキハ３０３＋７０２ですが、実際のさよなら列車は柵原方がキハ７０２でした。　（左右写真　撮影 ： 鈴木俊暁 氏）
　

　堂々とした走りを見せてくれたキハ３０３と、現役時代にも実現しなかった旧型気動車の３並び。　今日は特別の晴れ舞台です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（撮影 ： 斎藤公久 氏）
　画像をクリックすると大きく表示します。

---

＜　「吉ヶ原写真館」へ戻る

記念に発行した硬券入場券

　片鉄最終日に停車中のみ取り付けられた、個人制作のヘッドマーク。喫茶北斗星に保管されているものをお借りして、展示運転で掲出しました。

〜 祝 〜

２００３年６月の展示運転で、
キハ３１２号が５０歳の誕生日を迎えました！

昭和２８年６月に宇都宮車輌で新製された、片上鉄道自社発注の気動車です。
平成３年の鉄道廃止まで活躍し、その後７年半の保留期間を経て、
現在は片上鉄道保存会所有の動態保存車両として、４年半に渡り展示運転に活躍しています。