No.55

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2016.5.1 / 5.4 / 5.5


風薫る5月。今年も楽しいゴールデンウィークがやってきました!
みなさま、いかがお過ごしでしたか?

関西では「京都鉄道博物館」がオープンし、鉄道系ミュージアムがますます盛り上がってきましたね。
昭和の情景を今に伝える「柵原ふれあい鉱山公園」では、連休期間中に3回の運転を行いました。

ちょっと風の強い日もありましたが、各日とも晴天に恵まれ、萌え出る新緑が美しく映えました。


定例運転日の5月1日(日)
朝から多くの方々にご来園いただき、始発からキハ702+303の併結で運転しました。
昼過ぎまで、キハ312が黄福柵原駅の奥に待避してましたので、ちょっと変わった光景が展開しています。


“タブレットクッキー”でおなじみ「学校のパン屋さん」は、黄福柵原駅で営業。折り返し停車中に賑わっています。
駅舎の横には自動販売機が設置されました。ますます駅っぽくなりましたか!?


黄福柵原駅の待合室に、案内モニターを設置。最新ニュースやお天気、次の発車時刻、保存会からのご案内などを表示しています。(左写真)
嘱託猫コトラは、黄福柵原駅の駅長を担当。…あらら、やはり寝てますね。(中写真)
ホトフ駅長は吉ヶ原駅。偉そうな(?)態度で列車を見送ります。(右写真)


超望遠の俯瞰ポイントから。空気が澄んでいる日は、吉井川や吉ヶ原の町並みが一望!
撮影の際は地元の方のご迷惑にならないようにお願いします。



そして、今年初となる客車列車を運転しました。編成は、DD13-551+トラ814+ホハフ3002の混合列車。
15時発の最終便と、その後の臨時便の計2往復のみですが、久しぶりに力強いエンジン音が轟きました。




5月4日(水)。遠方からお越しになる方のご要望にお応えして、3連休の中日に臨時の展示運転を行いました。
遠くから足をお運びいただき、本当にありがとうございます。

吉ヶ原駅では、恒例のこいのぼりがお出迎え。
一日のんびりした空気に包まれ、おだやかな春の展示運転となりました。


使用車両はキハ702の単行のみでしたが、久しぶりにのんびりした時間を楽しめたような気がします。
ご家族連れの笑顔がとても印象的でした。


黄福柵原駅のホームには、黄福の黄色いハンカチの飾りつけ。
映画の1シーンを彷彿させますね。
キハ702と312が仲良く並んでいます。


〜 ギャラリー 〜

会員が作るページ 「ギャラリーきみ」 もよろしくお願いします。


臨時列車運転通告券を発行中の運行管理者(左写真)
嘱託猫コトラ、今日の持ち場は吉ヶ原駅長。(中写真)
そうそう、踏切の近くにも自動販売機が設置されましたよ。(写真右)




こどもの日のイベントとして、5月5日にも小規模な運転を行いました。
黄福柵原駅は閉鎖し、展示運転は本線の途中で折り返す列車が5往復のみです。
何だか、昔の展示運転を思い出します。




坑道農業見学会に参加されたお子さまを対象に、車掌体験も実施しました。
車内放送に車内改札、信号の確認、笛の吹鳴、発車ブザーの取り扱い、ドアの操作などなど。上手にできたかな?

車掌がやる仕事は、たくさんあります。安全確認と、運転に係わる取り扱い、
そして接客も一手に引き受けていますから、責任とやりがいも大きいですよ!
今度は乗客役として、またご参加くださいね! ありがとうございました。

2016.6.5

〇新車導入


こちらは塗装作業中のキハ312


こちらは新たに搬入された「新車」

〇梅雨模様


朝は梅雨本番の空模様。展示運転はキハ702を使用。


11時ごろに雨も上がり、キハ303を投入しました。

〇黄福柵原駅にて


駅前の「手トロ線」では気動車と同じ色に塗られた新車がデビュー。
「3両運行」が開始されました。


駅前では地元の方によって採れたて野菜の販売が行われました。

〇作業など


物品整理用に木箱を作る会員。こうした地味な作業もまた保存活動の一環です。


列車間合いに枕木に防腐剤を塗布。

来月もまた皆さまのお越しをお待ちしております。

今月の記事 : 斉藤

2016.7.3


梅雨空の汽車を見送っていると、片上鉄道廃止の頃を思い出します。
あの日から25年・・・ ほんとに早いものですね。

平成3年6月30日。片上鉄道は最後の運行を終え、68年間の歴史に幕を下ろしました。

最後の思い出に、乗り納めに訪れる沿線の人々、各地から押し寄せる鉄道ファン。
いつもは静けさがただようローカル私鉄ですが、駅も車内も沿線も、大変な混雑ぶりとなりました。


今月の展示運転は、そんな喧騒が再現されることもなく、静かな雰囲気に包まれました。
使用車両は、キハ702の単行です。

キハ303との併結を予定していましたが、試運転でエンジンの不調が発見され、残念ながら運用を中止しました。


廃止25周年を記念して、写真展 『 〜あの日から25年〜 片上鉄道 最後の思い出 』 を開催しました。
会場は、3番線のホハフ3002車内です。

廃止の日が近づいた頃から、廃止翌月の様子まで、コメントを添えて紹介しています。
開催期間は未定ですが、少なくとも8月の展示運転では開催していますので、是非ご観覧ください。


14時20分。吉ヶ原は集中豪雨に見舞われました。
まさにバケツをひっくり返したような土砂降りと雷鳴。黄福柵原駅での折り返し35列車は、安全確保のため出発を抑止しました。

約15分後。雷雨は遠ざかり、陽が射してきましたので、線路点検の上19分遅れで発車しました。
たいへんお待たせいたしました。


客車が走るのは時の運…。今回は車両や軌道状態、要員確保など、条件がすべて整いましたので
15時発の一往復に客車列車を投入しました。
編成は、DD13-551+トラ840+ホハフ2004+ホハフ3002の混合列車です。


廃止25周年を記念して、ご来園の皆さまとともに記念写真撮影を行いました。
この写真は、保存会一同&作業会員さんで撮影したバージョン。
集合写真は、ご参加の方への限定配布とさせて頂きました。

51名もの方にご参加いただき、良き思い出づくりができました。ありがとうございました。


展示運転を開始してから17年半。 車両たちもずいぶん頑張ってますね。
彼らが「まだ走ってもいいよ〜」と言ってくれる限り、保存会一同、展示運転を続けていく所存です。
今後ともご支援の程、よろしくお願いいたします。



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