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今年のお花見会は、４月の展示運転にあわせての開催となりました。
桜はまだ３〜５分咲き程度でしたが、当日は天候も良く、
吉ヶ原駅はおだやかな陽気に包まれていました。


今回は初の試みで、貨車をお座敷車両に仕立てた「観桜列車」の運行を行いました。
無蓋貨車・トラ８１４の上に畳を敷いて、車上ではワインや地酒の試飲会も開催。

　観桜列車は構内のみの走行ですが、
桜の木の近くでしばらく停車しますので、
車上からゆっくりお花見を楽しんでいただけます。

　お菓子を食べたり、中にはお弁当を広げる人も！

貨車には観桜ヘッドマークも掲出
反射板を取り付けるためのステイに、ヘッドマークがうまくはまりました。
いちばん上の写真では、赤い反射板を付けています。

重たい側板は２人がかりで開閉します。
「靴は脱いでお上がりくださ〜い。」

　お父さんと一緒に来てくれた、
兵庫県の山岡寛尚くん。
古い鉄道が大好きだそうです。

　走るキハ７０２の前でＶサイン！
昭和１１年製の気動車の乗り心地は
いかがでしたか？

硫化鉄鋼を満載して、来る日も、来る日も、柵原と片上を往復していた無蓋貨車。
まさか、人を乗せてお花見に駆り出される日が来るなんて、彼にも想像が付かなかった事でしょう。
　貨車の運命も分からないものですね…。